iMac Retina 5Kの内蔵ディスクについて
iMac Retinaを購入する際に「ディスク」に何を選ぶかで費用が大きく変わってきます。
・21インチのiMacは標準でHDDかFusionDrive(以下FDと省略(SSDとHDDの混在))
・27インチのiMacはFD
2020年2月現在、iMacの標準ディスクは
が搭載されています。
FDはHDDに比較すると高速ですが、純粋なSSDと比較するとどうしてもレスポンスが良くありません。SSDに体が慣れていると、些細な待ち時間の積み重ねがどうしても気になります。
iMacにSSDを積むことは可能です。AppleからiMacを直接購入する際、Appleの販売サイトでディスクをSSDに変更することが可能です。しかし、カスタマイズするとAppleから直接の購入となり、家電量販店等の価格に比べると非常に割高になってしまいます。
比較:iMac Retina 5K 27インチ (6Core/1TB FD) 2019モデル (2020年2月10日現在)

最新モデル Apple iMac (27インチ, Retina 5Kディスプレイモデル, 3.0GHz 6コア第8世代Intel Core i5プロセッサ, 1TB)
- 発売日: 2019/03/29
- メディア: Personal Computers
・価格.com最安値(FD:1TB):¥198,972(税込)
・Apple Store直購入価格(FD:1TB):¥218,680(税込)
・Apple Storeからカスタマイズ購入(FD:1TB -> SSD 1TB):¥279,180(税込)
価格.comの最安値と、1TB SSDに変更したApple Storeでの価格を比較するとその差¥80,208
結果として、ディスクは遅いが安いiMacを我慢して使う案、大金を叩いてSSDが搭載されたiMacをAppleから購入する案、どちらかを選ばざるを得ないのが実情です。
しかし、iMacのディスクを外付けのSSDにすることで、超高速しかも安価な解決策があります。
2019年2月時点にて購入できるiMacの外付けストレージは、次のインターフェースから選択可能です
・USB3.1:10Gbps≒1.25GB/sec
・Thunderbolt3:40Gbps≒5GB/sec
USB3.1の外付けストレージは比較的安価ですが、Thunderbolt3接続のストレージと比較すると速度が4/1です。
今回は、Thunderbolt3の外付けNVMe M.2 SSDケースにWestern Digital 1TBのNVMe SSDを組み合わせて、iMacの起動ディスクにしてみました。


NVMe SSDの取り付けは簡単。ケースに差し込んでねじ止めするだけです。

ケースは金属製です。放熱シートも添付されていますので、放熱については問題なさそうです。

組み込んだらケーブルを接続してOSのデータを移行。接続したSSDからのブートに変更します。

Writeで1,900MB/sec、Readで2,100MB/secの速度が出ています。FDと比較すると非常に快適になりました。
非常に快適かつ安価にiMacのディスクを高速化できますので、是非お試しください。なお、万が一のトラブルを想定して日々のバックアップは忘れずに取得しましょう。
コメント