イギリスへの新婚旅行(1)・旅行前夜まで

THE BEATLES

2016年3月20日の22:00。成田空港からドバイ国際空港に向かうエミネーツ航空機のエコノミーシートにて離陸を待ちながら、旅への期待を膨らませていた。

昨年の5月に入籍はしたものの、仕事の忙しさを理由に新婚旅行を先送りにしていた。日程を決めない私に嫁から雷が落ち、言われるがまま年度末の一番時期に新婚旅行に行くことになってしまった。日程については嫁に言われるがまま決定したが、新婚旅行の行き先については議論することすらなかった。私たち夫婦の中では、行き先はビートルズの故郷であるイギリス以外に選択肢が無かった。

幸いな事に、私たち夫婦はビートルズという共通言語があった。そもそも、自由気ままな独身生活を謳歌していた私が、何を間違えたか結婚してしまったのはビートルズ好きな相手だったことが大きい。

デートでのドライブ中、BGMは常にビートルズだった。ビートルズを何時間流しても文句が出るどころか喜ばれさえする。2013年のポールの来日公演に一緒に盛り上がり、2014年の来日公演は最前列のチケットを入手するもポールの体調不良による公演中止に落ち込み、2015年の来日公演は東京の4回の公演のうち3回に参加するポールデンウィークを一緒に過ごした。休日には軽井沢のジョン・レノンの足跡を一緒に散策したり。ビートルズ無しでは結婚することは無かったかもしれない。

なお、二人の結婚指輪の裏側には、あるビートルズの曲名が彫ってある。曲名については秘密。

入籍前から嫁とよく会話していたことがある。ビートルズの最後のアルバムのジャケットにもなっている「Abbey Road」に行ってみたい。ということだ。

アビイ・ロード

アビイ・ロード

 

ビートルズを詳しく知らない人でも、横断歩道を渡る4人のジャケットは有名だろう。 なお、Abbey Roadはビートルズの解散前の最後のアルバム。すべての曲が名曲で、私個人としては一番好きなアルバムだったりする。特に、私がジョージの最高傑作と思うHere Comes The Sun、Golden Slumbersからのメドレー3曲など聞き応えのある曲ばかりである。

ということで、新婚旅行の行き先はイギリス、ビートルズの発祥の地であるリヴァプール、そしてロンドンにあるAbbey Roadの横断歩道が目的地と決まっていたのだ。

年度末の忙しい時期に会社を休む以上、不在期間中の仕事を片付けておく必要があった。私が居ないと出来ない仕事は事前に終わらせたり、休み後にスケジュールを調整していただいたりとした。

幸いなことに、同僚に恵まれ、この急がしい時期にも関わらず私の仕事を引き受けてくれたり、仕事上付き合いのある方が偶然にもビートルズ好きな方で、仕事を私の帰国後の日程に変更の調整までしてくれた。無事に旅行に行けたのも仲間の協力があったからだと感謝している。

パスポートは入籍後、特に予定も決まってないのに取得してあった。旅行に必要なチケット手配の一式から入金までの面倒な手続きは、仕事に急がしい私に代わって、すべて嫁が行ってくれた。嫁からすると怠惰な夫だろうが、出来る嫁を持つと非常に楽である。

出発の前日、私たち夫婦は車で軽井沢に向かっていた。

昨年、嫁と何度も離山房にお邪魔したからか、マスターに顔を覚えられただけでなく、結婚式の引出物を特別に用意までして頂いた。イギリス出発前に挨拶したかったが、残念なことに冬季休業中であった。昨年末の冬季休業前にお邪魔した際、マスターも休業中にイギリスに行かれると話を聞いたので、現地の情報を聞きたかったのだが、まあ仕方ない。

ついでに、軽井沢のアウトレットで旅行に必要な物で買い忘れがないかを確認。

3月下旬とはいえ、軽井沢のアウトレットは日中でも冷える。風邪をひく前に買い物を済ませて近所の丸山珈琲で一服。

f:id:nzn_ef8:20160319173041j:plain

明日からとうとうイギリス旅行だ。

軽井沢からの帰宅後、明日の荷物を準備。明日からの旅行の事を考えると寝付けないかと心配だったが、すぐに眠れたのは日常の疲れが蓄積していたからだろうか。

(続きはこちら) 

blog.nzn.jp

コメント

タイトルとURLをコピーしました