イギリスへの新婚旅行(4)・イギリス二日目(1)/Magical Mystery Tour

THE BEATLES

窓の外からはウミネコの鳴き声。目が覚めたのは朝の8時前だった。

ホテルで軽い朝食を取って、早速Magical Mystery Tourに出発する。

外はあいにくの曇り空。

イギリスは曇りの日が多いらしいが、これが典型的なイギリスの朝なのだろうか。

リヴァプールの街並みには、灰色の空が似合う気がした。

開店準備中のショッピングモールを抜け、集合場所のアルバート・ドックに到着。

Magical Mystery Tourのラッピングバスを発見。ツアーの参加者らしき人がバスの前で記念撮影している。ビートルズ好きな人であることは間違いない。

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受付で手続きを済ませてバスに乗り込む。広いバスだが、よく見ると少々古めのバスであることに気がついた。多少の凹みや内装の劣化が目につく。

バスのBGMはMagical Mystery Tour。ツアーのスタートにテンションが高まる。

いかにも大型バス。なディーゼルエンジンの振動と一緒にバスは走りだす。

参加者は私達夫婦を入れて十数人程度。平日の午前だし空いているのだろうか。バスが広いだけに少々寂しい。

バスガイドが付くが、案内はもちろん英語。しかも早口。単語単語で聞き取れる部分はあるが、完璧な理解には程遠い。英語をもっと勉強しておけばよかったと悔やみながらの出発となった。

センチメンタルジャーニー。リンゴのアルバムで有名なところ。ここはバスで前を通っただけで下車は無し。

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残念ながら本アルバムは未所持である。リンゴごめん…

センチメンタル・ジャーニー

センチメンタル・ジャーニー

 
次にバスが向かったのはPENNY LANE通り。下車して記念撮影。

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歌のPenny Laneとはうって変わって寂れた雰囲気にビックリしたが、通りの反対側は栄えているので大丈夫。

しかし、栄えている街中はバスは止まらずに通り過ぎてしまった。

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Penny Laneの散策は次回の宿題にしよう。

次に向かったのがジョージの生家。右手の真ん中の家。

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看板すら無いので、言われなければ気がつかないだろう。ジョージが冷遇されている様で寂しい。

そしてツアーは次の目的地へ。

Let me take you down, ‘cause I’m going to Strawberry Fields.

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元は孤児院だったが、残念なことに今は閉鎖されてしまっている。大量の落ち葉と生い茂った雑草が残念。門にはファンの落書きがいっぱい。

次に向かったのはジョンの育ったミミ伯母さんの家。

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こちらはナショナルトラストが管理しており、状態も良さそう。ジョージと比べて良いところに住んでいたんだなと思う。

また、このすぐ近くがジョンの母が交通事故で亡くなった場所でもあるとのこと。

若き頃のジョン・レノンを映画にした「Nowhere Boy」での同シーンは衝撃でした。

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交通量もそう多くない落ち着いた住宅街で起きた事故。

ジョンを襲った悲しみ。そして、そこから生まれた曲に導かれなければこの地に来ることは無かっただろう。

そしてポールが住んでいた家。

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ここにポール一家が生活していたのだ。若き日のポールを妄想してみる。脳内BGMはLet It Be…

ビートルズをさらに身近に感じるツアーだった。

あの名曲達が生まれた背景にある街。それがここリヴァプールなのである。

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